もうすぐ行政書士試験の合格発表です。このブログを読んでくださる方の中にも、行政書士試験を受験された方もいらっしゃることと思います。交通事故業務を扱う行政書士の方が増えてほしいと願っていますが、今回は行政書士試験合格後にすることを少しだけお話ししたいと思います。
忘れないでほしいこと
まずこれは、行政書士になるか、ほかの道を選ぶかにかかわらず、忘れないでほしいことです。
行政書士試験に合格しただけでは、人生はバラ色にはなりません。これから先も継続的な努力を続ける必要があります。もちろん行政書士試験の合格は大いに喜ぶべきことです。でも、ひとしきり喜んだ後は、次のステップに向けて進みましょう。
この先どうするか?
合格後の進路として多いのは
- 行政書士事務所の開業準備
- 就職活動
- 別の資格試験の学習
などと思います。
もし行政書士事務所を開業したい場合には、
- 事務所運営の資金はできるだけ多く確保
- 勉強を続ける
- 心身の健康を整える
- 可能なら人脈を作る
この4点も考えてください。
さて行政書士事務所を開業すれば、登録費用、家賃、研修費用、備品など、仕事が来なくても出費があるため、資金はできるだけ確保した方が、安心して事務所運営できると思います。
勉強を続ける理由ですが、一度勉強の習慣を全くなくしてしまうと、また勉強の習慣をつけるのは大変なことです。行政書士は法改正等にも対応しなければいけませんし、新たな業務への勉強も必要です。
さて、行政書士試験をはじめ、国家試験の受験には心身ともにかなりのエネルギーを使います。試験が終わった今、心身のメンテナンスをしましょう。これは本当の話ですが、行政書士になってから体を壊してしまった…という方もいます。
最後の人脈作りは、特別なことをする必要はありません。まずこれまで支えてくれた人や応援してくれた人に対して「無事に合格しました、これまでありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。
何かをしてもらったときに感謝を伝えるのは礼儀ですし、「これから行政書士になる」と認識してもらえるチャンスなのです。
登録に向けてのステップ
さて行政書士になるためには、事務所所在地の都道府県にある行政書士会を通じて行政書士登録を行う必要があります。
事務所をどこに置くか決めたら、早めに行政書士会のホームページにアクセスしましょう。登録したい方向けの情報や、連絡先が載せられていますので、それに従って手続を進めてください。