年末に親族で集まったのですが、叔父夫婦が「今度買う車は自動運転のやつがいいかなあ」とい話し出しました。年齢から考えると免許返納も視野に入る70代ではあるのですが、叔父夫婦は郊外に住んでいるため、車がないと買い物に行くことすら大変な環境です。
確かにテレビを見ていると、自動車のコマーシャルを見る機会も多いのですが、このごろ「自動運転技術搭載」という言葉をよく耳にします。危険に気づいてくれ自動で止まるので、事故を防げるという説明ですが、私自身も詳しくは知らなかったので少し調べてみました。今回は自動運転車はどんなものか書いていきます。
自動運転車とはどんなものか
自動運転車には6段階のレベルがあります。
レベル0:運転の自動化を全くせずすべて人が動かすものは自動運転レベル0と呼ばれています。
レベル1:運転支援技術が搭載され、アクセルやブレーキの操作による加速や減速をシステムが制御したり、ハンドル操作による左右の制御の監視・対応をシステムがおこなう車です。緊急自動ブレーキの機能や、車線を外れたことを検知し、ステアリング操作をアシストする機能のある車が該当します。
レベル2:部分的に運転が自動化された車両がレベル2に該当します。アクセルやブレーキの操作や、ハンドル操作による左右の制御はシステムが行います。そうはいっても、運転の主体はドライバーなので、システムはあくまで運転のサポートという位置づけです。当然にドライバーは常にハンドルを握っていなくてはならず、運転状況を監視操作しなくてはいけません。
レベル3:一般的に「自動運転車」という場合、このレベル3~が該当します。一定の条件がそろえば、運転の主体がドライバーからシステム側に変わる点がポイントです。しかし緊急時の対応はできず、緊急事態が起きた際には、ドライバーが運転操作を行います。
レベル4:レベル3では緊急時はドライバーが運転操作をする必要があるので、ドライバーは周囲に気を配り、安全にハンドルを握れる体勢でいる必要がありました。しかしレベル4は「限定領域内」という制限があるとはいえ、操作はシステムが行うこととなり、「高度な自動運転」とも呼ばれます。
レベル5:レベル4に設けられていたような走行エリアの限定はなく、どこを走行しても問題ありません。運転はすべてシステムが担当しており、ドライバーは不要です。
今後の技術の発展に注目
今回は自動運転車がどのようなものか、書いてみました。クラウンやスカイラインなどには、すでにレベル1の機能が搭載されているものもあり、「乗ったことがある」というかたもいらっしゃるかもしれませんね。自動運転の技術がどのように進んでいくのか、目が離せません。これからも注目していきたいと思います。