能登地方での地震御見舞と、災害時のアクシデント防止策

まずはじめに、2023年5月5日14時42分、能登地方で発生した地震に遭われた皆様、被害を受けられた皆様に対して、心よりお見舞い申し上げます。また、能登地方にご親族やお友達がいらっしゃる方々も、心を痛めておられることと思います。しばらくは大変な状況が続きますが、病気やけがに気をつけて落ち着いて行動していただき、一日も早い復旧を願うばかりです。

このブログは交通事故や自動車保険の話を中心に書いているブログですが、今回は災害時に交通事故を含めてあらゆるリスクを減らすにはどうすればよいか、自分の経験も含めて書いていければと思います。

私自身、東日本大震災で被災した経験があり、その後の混乱した状況はいまでもはっきりと覚えています。地震のような災害発生後、混乱した状況になりますから交通事故を含めたリスクが高くなってしまいます。災害に巻き込まれずに過ごせれば一番良いのですが、こればかりは何とも言えません。いざという時、本日の内容が少しでもお役に立てばと思います。

 

災害後、落ち着いて行動する

「落ち着いて避難してください」

災害が起きると、こんなアナウンスが流れることが少なくありません。災害そのもののせいでケガをする人もいますが、災害後のパニックによって起きたアクシデントでケガをする人も少なくないからです。

これは災害発生直後の話とは限りません。

私の見たことですが、東日本大震災の時にはガソリンが不足し、数週間の間はガソリンスタンドの列に並ばなくてはいけませんでした。これはなかなか我慢が必要です。

感情を爆発させても仕方がないのに、順番待ちの車から降りてガソリンスタンドの人に文句を言っている人がいたのですが、車に戻ろうとしたところ、道路の亀裂に足を取られて転びケガをしてしまいました。

落ち着いて考えればガソリンスタンドのせいではないことくらい、すぐにわかります。落ち着いて考えて行動すれば、こんなつまらないケガはしていないでしょう。他の車と接触しなかっただけ、ましかもしれません。

必要以上の外出は避ける

災害時であったとしても、通院、日用品の買い物、家族の送迎など、どうしても必要な外出があります。通れない道があれば、その分他の道が混雑しますので、混雑する時間はできるだけ避けることをお勧めします。

加えて野次馬として、災害の状況を見に行くといった行為はやめましょう。災害に遭った場所ですから、足場が悪い、交通の便が悪い、ということは当然ですが、それに加えて、地域で暮らしている人達の感情を逆なでする行為です。当然トラブルになりえます。

「野次馬なんかじゃない、救援ボランティアにいくんだ」という場合にも、準備せずに現地に行くことはやめましょう。救援ボランティアに参加したいと思った場合には、まず情報収集をしてください。直接被災地の役所に電話で問い合わせてはいけません。SNS等で情報発信されている場所も多いので、まずはそれらを確認することをおすすめします。